解説

GA4の「過去30分間のアクティブユーザー」とは

リアルタイムの数字がなぜ30分間なのか。1分ごとのバーを足すとなぜ合計を超えるのか。そして、ほかのツールとなぜぴったり合わないのか。

Site Pulseチーム · 5分で読めます ほかの言語で読む English · Português · Español · Français · Deutsch · Italiano · 한국어 · 简体中文

iPhoneのSite PulseのStoryルック:サイト全体に538人、Bloom & Brewに311人、Petal & Stemに227人
同じ数字を、ひとつの文章で。Site PulseのStoryルック。

GA4の「リアルタイム」レポートを開くと、いちばん大きく表示されているのが過去30分間のアクティブユーザー数です。Site Pulseでは、同じ数字を「people on your sites, last 30 min」として表示します。シンプルに見えますが、多くの人が思っているよりも狭い問いに答えている数字です。何を数えているのかを正確に知っておくと、ぐっと役に立つようになります。

何を数えている数字か

GA4のリアルタイム表示では、その時間内にAnalyticsがアクティビティを受け取ったユーザーがアクティブとして数えられます。ページビュー、スクロール、クリックなど、サイトが送信するイベントなら何でもかまいません。何ページ開いても、ひとりは1回だけ数えられます。

ここでいう「ひとり」は、Analyticsが識別できる単位のことです。ウェブサイトの場合、ふつうはあるデバイス上のひとつのブラウザを指します。同じ読者がスマートフォンとノートパソコンで読めば、ふつうは2ユーザーです(プロパティがUser-IDなどでふたつを結び付けている場合を除きます)。ふたりが同じブラウザを共有していれば1ユーザーです。

なぜ30分間なのか

リアルタイムの数字には集計の幅が必要で、その幅が数字のふるまいを決めます。1分間だとちらつきます。長い段落を読むために手を止めた読者が、消えては現れることになるからです。丸1日だと、ほとんど動きません。30分間はその中間です。じっくり読んでいる人を数え続けられるほど長く、人が一気に訪れたときにはすぐ反応できるほど短い幅です。

Googleのリアルタイムレポートも同じ30分間を軸に作られています。だからSite Pulseでも、ウィジェットでも、ライブアクティビティでも、リアルタイムの数字はいつも過去30分間を意味します。

1分ごとのバーを足すと合計を超える理由

数字の下には、たいてい1分ごとに1本のバーが並ぶグラフがあります。バーを全部足せば合計になると思いがちですが、ほとんどの場合、合計より多くなります。

それぞれのバーは、その1分間にアクティブだったユーザーを数えています。ある1分間のバーに読者が含まれるのは、その1分間にイベントが届いた場合だけです。そのため、何分にもわたって操作を続けている読者は、何本ものバーに登場します。それでも30分間の合計では1回だけです。バーはトラフィックの形を、大きな数字はそれを生んだ人の数を示しています。

ほかのツールとぴったり合わない理由

リアルタイムの数字を、ホスティングのダッシュボードやサーバーログ、別の解析ツールと見比べると、数字は一致しません。たいていはどこも壊れていません。それぞれ違うものを数えているだけです。

  • 単位が違う。ユーザー、セッション、ページビューは置き換えられません。ひとりが5ページ読めば、1ユーザー、1セッション、5ページビューです。
  • 集計の幅が違う。5分間の「現在の訪問者」を表示するツールは、30分間を使うツールより小さな数字になります。
  • Analyticsには見えない訪問者がいる。Analyticsが数えられるのは、タグを読み込み、データの送信が許可されているブラウザだけです。コンテンツブロッカー、同意バナーでの拒否、一部のプライバシー設定があると、その人は数に入りません。サーバーログは、そうした訪問者や多くのボットも含めて、すべてのリクエストを記録します。
  • ボットとクローラー。Google Analyticsは既知のボットやスパイダーを自動的に除外するので、サーバー側の数字のほうがふつうは大きくなります。
  • タイムゾーン。「今日」はプロパティのタイムゾーンの午前0時から始まります。別のツールが違うタイムゾーンを使っていると、リアルタイムの数字が一致していても1日の合計はずれていきます。

実践的なルールは、ある数字をほかのツールの数字と比べるのではなく、その数字自身の推移と比べることです。リアルタイムの数字は、1時間前より人が増えていることを教えるのは得意です。でも、サーバーにアクセスした全員の正確な人数ではありません。

上手な読み方

リアルタイムの数字は、それだけでは判断しにくいものです。40人は多いのでしょうか。それはサイトにも時間帯にもよります。3つの習慣が役に立ちます。

  1. 昨日の同じ時刻と比べる。Site Pulseは今日のここまでを、昨日の同じ時刻までと比べて表示します。だから火曜の朝は、月曜の丸1日ではなく月曜の朝と比べられます。
  2. この時間帯のいつもの数字と比べる。Site Pulseは各サイトの時間帯ごとのいつものトラフィックを学習し、その基準を6時間ごとに更新します。スパイク(急増)とは、直近5分間がいつもの1.5倍以上になり、しかもいつもより10人以上多い状態のことです。
  3. 合計だけでなくページを見る。増えた分がひとつのページに集中していれば、原因は突き止められます。Site Pulseでサイトを開くと、みんなが何を読んでいて、どこにいるのかがわかります。

どこで見るか

Google Analyticsの「リアルタイム」レポートはいつでも開けます。何も開かずに数字を見たいなら、Site PulseがiPhoneのホーム画面とロック画面、Macのメニューバー、そして1分ごとに更新されるライブアクティビティに表示します。GA4のデータには読み取り専用のアクセスで接続します。TestFlightベータに参加して、ぜひ試してみてください。

よくある質問

「今日のユーザー」と同じものですか?

いいえ。「今日」はプロパティのタイムゾーンで午前0時からの全員を数え、リアルタイムの数字は直近30分間だけを数えます。ふたつを並べて読むのがおすすめです。リアルタイムの数字は今起きていること、「今日」はそれがどう積み上がっているかを教えてくれます。

投稿を公開したあと、数字が下がり続けたのはなぜですか?

集計の範囲が少しずつ移動していくからです。新しい訪問者が減ってくると、範囲から外れていく1分ごとにその分の訪問者も抜けていくため、ピークのあと最大30分ほどかけて数字はゆるやかに下がっていきます。

同じプロパティなのに、リアルタイムの表示が2か所で少し違うのはなぜですか?

数秒ずれて読み込まれたのかもしれません。Site Pulseは画面を見ている間、リアルタイムの数字を1分ごとに更新します。別のタイミングで開いたレポートは、1分先や1分前の数字を表示していることがあります。

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